SLとはSports & Leisureの略称で『SLカートミーティング』は入門者に最適なモータースポーツです。
SLカートミーティングは国内で最も普及しているカートレースで、通称「SLレース」と呼ばれています。参加者は全員が同じヤマハ製エンジンでレースを行うため、ドライバーの実力勝負となるが最大の特徴です。全国各地のサーキットで、共通のルールもとレースが開催されています。
YAMAHA KT100SEC
SLカートミーティングのクラス
SLカートミーティングではドライバーの年代やレベルに応じて下記のクラスが実施されています。
YAMAHA TRYカデット
対象:小学2年生以上
まだ小さいドライバーたちの体格に合わせて、一般的なカートより、ひと回り小さいシャシー(車体)を使用します。エンジンは取り入れる空気の量を絞って、パワーを抑えられています。
birel TRYのワンメイクとなっています。
YAMAHA カデットオープン
対象:小学2年生以上
YAMAHA TRY カデットとほぼ同じルールですが、シャシー(車体)のみ、複数のメーカーから好みのカートを選ぶことができます。
YAMAHA TIAジュニア
対象:小学4年生~中学生
カートは一般的な大人用のサイズになるのですが、使用できるシャシー(車体)がbirel TIAに限定して、よりイコールコンディション化が徹底されています。エンジンも大人のクラスに比べて、ややパワーが抑えられています。
YAMAHA TIA
対象:小学6年生以上
TIAジュニアと同じく、シャシー(車体)はbirel TIAのワンメイクになっているのですが、小学6年生以上であれば、何歳からでも参加することができます。
YAMAHA SSジュニア
対象:小学4年生~中学生
YAMAHA SSのルールに準拠しながら子供たちを対象としたクラスです。主にエンジンとタイヤで性能を調整しています。
YAMAHA SS
対象:小学6年生以上
このクラスはシャシー(車体)のメーカーを自由に選択できます。さらにタイヤも、よりグリップ力の強いタイプが採用されています。SLカート ミーティングの代表的なクラスです。
YAMAHA レディス
対象:小学6年生以上
女性のためのクラスです。主に全国大会で開催され、毎戦、ハイレベルなレースが展開されます。ルールはYAMAHA SSと同じです。
YAMAHA 155SS
対象:25歳〜
車両に関するルールは、YAMAHA SSとほぼ同じです。年齢が25歳以上で最低重量が155kgとなります。
YAMAHA スーパーSS
対象:30歳〜
車両に関するルールは、ほぼYAMAHA SSと同じです。経験豊富なドライバーも多く、紳士的でありながらも熱い戦いが繰り広げられています。
YAMAHA SSレジェンド
対象:45歳〜
車両に関するルールはYAMAHAスーパーSSと同じですが、タイヤはYAMAHA TIAと共通のグリップ力が低いタイプが採用されています。名前の通り、伝説的ドライバーも参戦するクラスです。
SLカートミーティング全国大会
全国各地のシリーズチャンピオンやシリーズ上位のドライバーたちが年に一度、ひとつのサーキットに集まって全国チャンピオンを競います。1977年以来、毎年開催されているSL全国大会は、いわば“カートの甲子園”です。今年で38回目を迎え、過去のチャンピオンには、有名プロドライバーになった選手の名前もたくさん並んでいます。 この大会のもうひとつの目的は、普段顔を合わせることのない、離れた地域のドライバーたちが、 レースを通じて交流を深め合うことです。大会会場のサーキットではもちろん、決勝前日の夜に行われる前夜祭でも大いに盛り上がります。
SLOメンバーズカード(通称:SLライセンス)
本格的なレーシングカートのマシンでサーキットを走行して楽しんだり、SLカートミーティングのレースに参加するには、SLOメンバーズカード(通称:SLライセンス)が必要になります。SLOメンバーズカードを持つことにより、ルールやマナーといったカートの基礎知識を学ぶことができます。つまり、ライセンスはカートを知るための第一歩といえるのです。
詳しくは「SLOメンバーズについて」をご覧ください。