カートの歴史

カートの始まりは40年以上も前に、アメリカの子供たちの間で流行していた「ソープボックスレース」という、せっけん箱にタイヤを付けたもので坂道を下る遊びでした。1956年、自動車エンジニアのアート・インゲルスという人がレースカー製造業者のカーチス・クラフトに従事しているときに廃材で作ったフレームに動力を付けた4輪車を作ったのが「カート」の始まりとなりました。簡単なはしご型のフレームに芝刈り機用のエンジンを付けただけの物でしたが、これがやがて“ゴーカート”という商品名で発表され、生産・販売されるようになりました。
在日米軍によってカートは日本に入り、1959年には日本で初めてのカートクラブ「東京カートクラブ」が誕生し、翌年の1960年にはカートの統括組織となる「ゴーカート クラブ オブ ジャパン」が設立されたことで、日本でのカート発達の基礎ができあがりました。

カートの分類

ゴーカート

遊園地などで手軽に乗れるゴーカート。

キッズカート・ジュニアカート

体の小さな子供たちに合わせて専用設計されたカートがキッズカートやジュニアカートと呼ばれるモデル。
対象年齢は4歳~15歳。

スポーツカート

4サイクル汎用エンジンをレンタルカート用にモデファイしたエンジンでビギナーにも扱いやすい適度なパワー。
始動の容易なリコイルスターター、遠心クラッチを装備。

レーシングカート:スプリントタイプ

レーシングカートのスタンダードモデル。
排気量100ccの空冷、もしくは水冷2ストロークエンジンを搭載。

レーシングカート:ミッションタイプ

5~6速段変速のシーケンシャルトランスミッションを装備したカート。
エンジンのおいしい回転域を自分でコントロールできるためより一層奥深い走りを追求する事ができる。