夏苅隆裕氏が代表理事に就任

一般社団法人SLカートスポーツ機構は 2019年 第1回 理事会において、役員の選出を行い、夏苅隆裕氏が代表理事に選出された。

代表理事 就任のご挨拶

一般社団法人SLカートスポーツ機構は、カートの普及発展を目的に設立された団体です。この団体の前身である1977年から続くSLカートクラブの意思を受け継ぎ、誰もが手軽にはじめられるカートの普及を推進すると同時に、公正かつ安全で安価なカートレースの普及を目指しています。そのベースとなるのが、ヤマハ製エンジンのワンメイクレースです。吸気系統をコントロールすることで、ジュニアから大人まで同じエンジンで参加できることは、大きな魅力と言えるでしょう。

またSLOはレース規則を策定することで、公正で安全なレースの開催を目指しております。そのためにSLライセンス講習会にも力を注いでおります。レースルールとコースマナーを十分に理解したドライバーだけが、SLレースに参加できるシステムとなっています。モータースポーツの危険性を十分に理解してもらうことで、逆に安全への配慮や重要性を知って頂けると考えております。このようにハード、ソフト両面を整備することで、より良いカートの環境が構築できます。その結果SLレースは、特にジュニアカーターの育成の場として活用して頂きたいと考えています。ルールを守る大切さ、競技の厳しさ、仲間との絆など、レースに参加することで様々な経験を得る中で心身成長の一助になると感じております。

近年ではアジア圏の選手が日本でのレースに参戦したり、また日本人選手がアジアのレ ースに出場したりする機会が増えてきました。外国の選手と触れることが、多少なりともコミュニケーション能力や語学の重要性に気付く機会となり、彼らの成長に寄与できることを願って止みません。

私は一人でも多くの方に、カートの素晴らしさを伝えていきたいと心より願っています。

一般社団法人SLカートスポーツ機構
代表理事 夏苅 隆裕